バスク・チストラ選手権開催目前

チストラ選手権 (www.diariodegastronomia.com)
チストラ選手権 (www.diariodegastronomia.com)

12月11日水曜日、ギプスコア県のオルディシアにて、バスク・チストラ選手権が開催されます。この大会は、伝統製法を遵守してつくられたチストラの中から最良のチストラを競うもので、バスク地方のチストラ生産者が40社以上参加する見込みです。

バスク精肉業者およびハム・ソーセージ製造業者同業者組合主催のもと、オルディシアで開催される選手権には、チストラを製造するすべての生産者の参加が可能です。

 

審査は、出品商品の内径、味、ミンチ度、赤身肉と脂身のバランス、保存加工度など、様々な点から評価します。テイスティングの流れとしては、まず生の状態で、均一に詰まっているか、手作業で結ばれているか、天然の腸を使用しているか、また使用している腸の厚さなどをチェックし、加工された状態で赤身肉と脂身のバランス、ミンチ度などをチェック、そして、最終的に、フライパンで火を通し、腸詰の詰め具合、味、香り、後味など、五感をつかってチェックしていきます。

 

この3段階での評価を総合し、今回第16回となるバスク・チストラ選手権の勝者が決まります。優勝者には、チャペラ(ベレー帽)、トロフィー、賞状が授与されます。2位、3位には、トロフィー、賞状が、そして4、5、6位には賞状のみが授与されます。

 

最も伝統的なチストラとは

チストラは、豚のマタンサ(腸詰類をつくるお祭り)と結びつきが深く、バスクの中でも、特にギプスコアでは、12月21日に行われる、サント・トーマスの日に食されてきました。

 

伝統的に、マタンサ(蓄殺)は男性の仕事とされ、女性は脂身の少ない部位には塩胡椒などを加えたりするなどしながら、モルシージャやチョリソ、ソーセージなどをつくる作業をしていました。


チストラの原材料は、豚肉、ラード、塩、ニンニク、ピメントン(パプリカ粉)で、これを羊や子羊の腸に詰め、風に当てて乾かしてつくります。

 

[出典 fuente]

www.diariodegastronomia.com 2013年12月9日掲載記事

Se acerca el Campeonato de Txistorra de Euskadi

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