ナバーラで“黒いダイヤモンド”こと、トリュフのフェリア開催

ナバーラでトリュフ・フェリア開催 (www.diariodegastronomia.com)
ナバーラでトリュフ・フェリア開催 (www.diariodegastronomia.com)

オリソアインというパンプローナにほど近い、ナバーラのヴァルドルバにある小さい村で、12月15日にトリュフ・フェリアが開催されます。その品質、香り、存在感から、ガストロノミー界の“黒いダイヤモンド”と呼ばれる、この高価なキノコを探すには唯一、且つ、絶好の機会と言えるでしょう。

どのようにトリュフを収穫するかのデモンストレーションを行う他、試食、生トリュフの販売など、来場者にとって魅力的なイベント。前日の12月14日からオリソアインを訪れる人のために、11時からガイド付きのヴァルドルバのローマの遺跡ツアーも用意されています。

 

また、同刻に、ウンスエ犬センターでは、“嗅覚のはじまり”というタイトルで、普通の犬がどのようにトリュフ犬になるかデモンストレーションを行う、興味深いワークショップを行います。午後には、オリソアイン宮殿のオーナーで醸造家のJesús Manuel Pérez de Ciriza ヘスス・マヌエル・ペレス・デ・シリサ氏による、トリュフとワインのマリアージュイベントが開催される予定。

 

第7回ナバーラ・トリュフ・フェリアの開始は15日日曜日の11時からで、オリソアイン広場にてテントを張った各スタンドでトリュフが展示されます。12時には来場者の最も期待している、トリュフの収穫のデモンストレーションが近くの村の一角で行われます。


トリュフをつかったイノベーション料理賞

その後、料理界の著名なシェフを呼んで、トリュフをつかったイノベーション料理を賞した第6回トゥベル賞の授与式が行われます。これまで、Pedro Subijana ペドロ・スビハナ氏、Atxen Jiménez アチェン・ヒメネス氏、Elena Arzak エレナ・アルサック氏をはじめ、ヨーロッパの名立たるシェフがこの賞を受賞しています。トリュフ・フェリアは、トリュフと地元の特産物の詰め合わせの抽選後、終了となります。

 

また、午前中は、来場者はガイタと呼ばれるバグパイプ、チストゥとよばれるリコーダーなどの民族楽器の演奏や、巨人のパレード、バスク民族舞踊を楽しむことができます。そして、人気メニューのヴァルドルバ風トリュフシチューを頂くか、地元のレストランに足を運び、トリュフ料理を味わうなどして、このガストロノミーの祭典のフィナーレとなります。



ナバーラ最大のローマ遺跡

ヴァルドルバには、訪問者を驚かせる観光名所があります。エチャノの過疎地、オロリスにある、ロマネスク様式のサン・ペドロ礼拝堂で、これはヨーロッパでも非常に特異な遺産で、当時の教会とは異なり、他に例をみない造りになっています。


さらに、イラチェタの高床式の倉、オリソアイン教会の地下礼拝堂、カタライン礼拝堂、エチャノ礼拝堂、エリスタイン礼拝堂、オリェタ教会なども、観光してみてはいかがでしょうか。

 

 

[出典 fuente]

www.diariodegastronomia.com 2013年12月3日掲載記事

Feria de la trufa en Navarra, el espectáculo del 'diamante negro'

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