イベリコ豚の基準が変更に

イベリコ豚 (Matías Costa/©ICEX)
イベリコ豚 (Matías Costa/©ICEX)

 

新年は様々な変更が行われる時期でもあります。2014年のスペンガストロノミー業界では、今回、スペイン政府により、イベリコ豚の生肉、ハム、前足、後ろ足に関する新しい品質基準が認められました。
 
 
これらの新基準の目的は、消費者がイベリコ豚商品の等級をより理解しやすいラベリングシステムをつくることでした。 
 
 
中でも消費者にとって大きな変更のひとつが、新しいラベリングシステムの導入で、使用されるイベリコ豚の餌のタイプが強調されることになりました。ドングリで飼育されたのか、あるいは、穀物食で飼育されたかどうかに関しては特に重要となります。この新シムテムのもとでは、餌がラベルの一番上に表示され、続いて、どのような加工が施されているかについての説明が続きます。
 
 
イベリコ豚の餌については、従来の4カテゴリーから、Bellota ベジョータ(放牧期に、その初期重量の少なくとも50%をドングリ食で飼育された豚)、Cebo de campo セボ・デ・カンポ(穀物食で、放し飼いで飼育された豚)、Cebo セボ(穀物食で飼育された豚)の3つに簡略化されます。
 
 
さらに、ピュア・イベリコ豚の表示に関しては、新ラベルでは100%イベリコ豚使用と表記しなければならず、これは、"Bellota ベジョタ”や“Pata Negra パタ・ネグラ”の表示を、実際にイベリコ豚を100%使用しているものに制限するものとなっています。
 
 
さらに面白いのは、新ラベルは4色に分けられ、黒は100%ドングリ食で飼育された豚、赤はドングリ食で飼育された豚、緑は放牧で、穀物食で飼育された豚、白が穀物食で飼育された豚となります。
 
 
 
その他、新たに変更のあった新基準は、様々な豚肉製品へ加工される最小重量、許可された豚の品種、動物福祉条件などです。

 

 
[出典 fuente]
www.foodsfromspain.com 2014年1月15日掲載記事
Ibérico Pork Regulations Changed
Author: Adrienne Smith/©ICEX
※この記事は、www.foodsfromspain.com の許可を得て掲載しております。