D.O.ナバーラが6950万キロのぶどうを収穫、うち90%は黒ぶどう

D.O.ナバーラのぶどう畑 (www.vinetur.com)
D.O.ナバーラのぶどう畑 (www.vinetur.com)
D.O.ナバーラが例年になく遅く始まり、長期間に及ぶだろうと予測していた今年の収穫が現実のものとなりました。
 
 
“ベンディミア・タルディーア(遅摘み)”のワイン用のモスカテル・デ・グラノ・メヌードのぶどう畑を残してはいるものの、2013年は6950万キロのぶどうを収穫し、今年の収穫を終えました。
 
この数字は、2012年と比べて10%増で、D.O.ナバーラの平均的収穫量です。要因としては、9月中旬の降雨があげられ、その時期まだぶどう畑には葉が多く茂っており、雨の恵みを受けたことで、少なめと見られていたぶどうの量が回復し、しっかりと、そして、ゆっくりと成熟することができたことがあげられます。昨年の収穫量に大きな影響を与えた日照り続きもあって、現在は平均値に落ち着く形となりました。

 

収穫されたぶどうのうち90%は、テンプラニーリョ、ガルナチャ、カベルネ・ソービニヨン、メルロー、グラシアーノ、増すエロ、シラー、ピノ・ノワールなどの黒ぶどうで、残りがシャルドネ、ビウラ、モスカテル・デ・グラノ・メヌード、マルバシア、ガルナチャ・ブランカ、ソービニヨン・ブランなどの白ぶどうでした。D.O.ナバーラは5つのサブゾーンは、リベラ・アルタ、リベラ・バハ、ヴァルディサルベ、ティエラ・エステージャ、バハ・モンターニャの5つのサブゾーンからなり、栽培面積は11,400ヘクタールほど。

 

今年の収穫は、例年になく冬の降雨が多く、6月の終わりごろまで続いた寒い春の影響から昨年と比べて20日ほど遅れた9月10日に始まりましたが、おかげでぶどうはゆっっくりと成熟しました。そして、収穫は11月中旬まで続きました。D.O.ナバーラのサブゾーンが異なるエリアにあり、また栽培品種も多様なため、収穫期間は常に長くなっています。

 

ぶどう栽培家やD.O.ナバーラの各生産者のテクニカルスタッフの努力のおかげで、収穫されたぶどうはとても品質が高く、白ワイン、ロゼワイン、赤ワインともにすばらしいワインに仕上がるでしょう。

 

 

[出典 fuente]

www.vinetur.com 2013年11月14日掲載記事

DO Navarra cosecha 69,5 millones de kilos, el 90% de uvas tintas