スペインってどんな味?

スペインってどんな味? (www.diariodegastronomia.com)
スペインってどんな味? (www.diariodegastronomia.com)

サボレア・エスパーニャ協会(“スペインを味わおう”の意)は、16日スペイン・ガストロノミーをスペイン国内外向けにプロモーションするキャンペーンを始めるとの発表をしました。ペドロ・スビハナ氏、フアン・マリ・アルザック氏、エレナ・アルザック氏、ペドロ・ラルンブレ氏、マリオ・サンドヴァル氏、スシ・ディアス氏などのシェフたちが、それぞれのスペインの味わいについて語り、ガストロノミーを通してスペインを発見するよう誘いかけている映像を収録、これがこのキャンペーンの中心となっています。

 

ソーシャルメディア

ソーシャルメディアのおかげで、一般の人がサボレア・エスパーニャ協会のチャネルを通して、このキャンペーンに参加することができるようになりました。参加者を募るため、週末、都市ではキャンペーンが組まれています。すべては、スペインのホテル業界、レストラン業界の置かれている現状を改善するためです。というのも、国内観光客は減少傾向にあるのです。

最新のテクノロジーが、この新しいプロジェクトにおいて重要な役割を果たすでしょう。サボレア・エスパーニャの副代表で、バジャドリ市の文化・観光部門を任されているメルセデス・カンタラピエドラ氏は、『オンラインメディア、ブログ、ソーシャルネットワークはこのキャンペーンの主軸となるでしょう』と述べました。スペイン・シェフ&パティシエ協会代表のマリオ・サンドヴァル氏は、『観光地とその土地の食文化は非常によい関係にあり、ある特定の場所への旅行を誘引するのにもっとも完璧な手段となるでしょう』、と語りました。

 

差別化要素

トゥレスパーニャのジェネラル・マネージャーのマルタ・ブランコ氏は、『スペインのガストロノミーは、観光の本質である』と強調。『カストロノミーは、私たち社会のライフスタイルである』として、ブランコ氏は、『スペインを訪れる観光客の満足度調査でも、ガストロノミーは最も重要な要素のひとつとなっている』と述べました。最後に、サボレア・エスパーニャの副代表で、スペイン・ホテル・レストラン協会代表のホセ・マリア・ルビオ氏は、このキャンペーンに満足の意を表するとともに、『ガストロノミー・ツーリズムは、この国の主要な差別化要素のひとつ』と強調。著名なシェフたちがスペイン各地のガストロノミーについて語っていることがそれを証明しています。

サボレア・エスパーニャは、観光とガストロノミーの潜在力を引き出し、国内のみならず世界規模での最初のプラットフォームと言えるでしょう。サボレア・エスパーニャは、スペイン・ホテル連盟、ガストロノミー・ツーリズムのプロモーションのためにつくられた協会、ヨーロッパシェフ団体、スペイン・シェフ&パティシエ協会、パラドールで構成されています。サボレア・エスパーニャは、旅行を、ユニークで革新的な食体験を兼ねた、味わい深い付加価値のある旅行に変えてくれます。ガストロノミー・ツーリズムは、旅先での食を楽しむことで訪れた国を知る、特別な旅の形なのです。

 

 
[出典]
www.diariodegastronomia.com 2013年10月16日掲載記事