ミシェル・ロラン氏とハビエル・ガラレタ氏、オリジナルブランドワインを発売

ミシェル・ロラン氏とハビエル・ガラレタ氏 (www.diariodegastronomia.com)
ミシェル・ロラン氏とハビエル・ガラレタ氏 (www.diariodegastronomia.com)

経歴、スタイル、文化の異なるふたりが、共通の目的のためにタッグを組みました。フランス人の醸造コンサルタントのミシェル・ロラン氏とスペインの企業家のハビエル・ルイス・デ・ガラレタ氏は、ワイン銘産地であるスペインのすばらしさ、つまり、優れたテロワールと国際市場に広く認められた品質の高さの価値を示そうと、共同でこのプロジェクトに参加。その結果、スペインの原産地の中でも最も偉大な3つの産地、リオハ、リベラ・デル・ドゥエロ、ルエダでつくられる3つのワイン(赤ワイン2アイテムと白ワイン1アイテム)が完成しました。

高まる関心

現在、最も有名な醸造家のひとりであるミシェル・ロラン氏は、フランスのみならず、世界中のワイン業界に圧倒的な影響力をもっています。今回のR&Gプトジェクトは、自信の名前をつけた初めてのワイン醸造プロジェクトでしょう。畑の区画、テロワールを選ぶところから、畑の管理、醸造に至まで、すべて彼の考えに基づいています。

 

ハビエル・ガラレタ氏は、リオハ・アラベサのワインをつくるため、生産者グループと共同で、1993年にアラエックスを創設しました。国際市場の関心が高まる中、2001年には他の産地にも事業を広げました。現在、アラエクス・イ・スパニッシュ・ファイン・ワイン・グループは、高品質なスペインワインの主要輸出会社のひとつとなっています。R&Gプロジェクトでは、アラエクス・イ・スパニッシュ・ファイン・ワイン・グループはマーケティングおよび販売を担当します。『いずれのワインも、その原産地を表現したものであり、さらに、国際市場においてスペインワインを優れた地位にするというコンセプトを具現化するワインとなっていればと思います。』

 

産地の異なるワインが3アイテム

風景と栄光のリオハ・アラベサ:品質の高いワインをつくるのに恵まれたミクロクリマをもつ地域であるリオハ・アラベサは、北部にはエブロ川が広がり、絶景のサンタブリア山脈に囲まれた非常に壮観な景色に恵まれています。そして、そこでつくられるワインは、スペインの原産地の中でももっとも古い、1925年に設立された原産地に属しています。さらに、リオハは、1991年にはスペインの原産地の中で初めて、特選原産地(D.O.Ca.)となりました。リオハ・アラベサを形成する15地区のひとつであるラバスティーダで、R&G Rioja ロラン&ガラレタ リオハはつくられています。

トップクラスのポテンシャルをもつリベラ・デル・ドゥエロ:北部メセタの中央に流れるドゥエロ川は、産地の名前にもなっているとともに、そこでつくられる赤ワインの品質と力強いストラクチャーを並外れたものにしてくれる銘醸地であることを証明しています。平均標高は800m以上、かつ極端な大陸性気候によって、この地域は大変個性豊かな特徴をワインにもたらしてくれます。D.O.リベラ・デル・ドゥエロは、カスティージャ・イ・レオン地方の複数の県をまたぎ、多数の地区から形成されています。そのうちのひとつ、バジャドリ県のピニェル・デ・アリバで栽培されたテンプラニージョとメルローをブレンドしてつくられたのが、R&G Ribera del Duero ロラン&ガラレタ リベラ・デル・ドゥエロです。

バランスのとれた白ワイン、ルエダ:バジャドリ市の南部にあるルエダ村を囲むように広がる台地に、代名詞ともいえる白ぶどう品種のベルデホのぶどう畑が整然と広がっています。そのすばらしいアロマのバランスは、標高、気候、そして、ぶどう樹の根を守る小石のごつごつとした砂利状の土壌のおかげです。この産地の優れたワインは、フレッシュで、複雑味があり、かつエレガントな特徴があります。中でも最も生産量が多いのが、ルエダ村、セラーダ村、ラ・セカ村で、このラ・セカ村で栽培されたベルデホでつくられたのが、R&G Rueda ロラン&ガラレタ ルエダです。

 

[出典]

www.diariodegastronomia.com 2013年10月15日掲載記事

Michel Rolland y Javier Galarreta lanzan su propia marca de vinos