【Ferrón フェロン】
黒ぶどう品種。D.O.リベイロの許可品種。希少。
【Fogoneu フォゴネウ】
黒ぶどう品種。マジョルカで栽培されており、フェラニッチ地区に多い品種。フランスのボジョレーのベースとなる品種である、ガメイに似た特徴を持つ。
【Forastera フォラステラ】
白ぶどう品種。カナリア諸島各地で栽培されており、特にラ・ゴメラ島に多く栽培されている。
【Forcayat フォルカヤット】
黒ぶどう品種。多産型品種で、大変個性的なアロマをもつワインとなるが、色素量にばらつきがある。D.O.バレンシアの許可品種。
【Frankenthal フランケンタール】
黒ぶどう品種。大変樹勢が強く、ぶどう棚で栽培すると10メートルほど伸びる。漿果は球状で、大きく(20〜23mm)、果皮は薄く、色は青紫色で、ジューシーで、どこか草のような味がする。
【Gargollasa ガルゴリャサ】
黒ぶどう品種。バレアス諸島にある希少品種。D.O.ビニサレン-マジョルカで試験品種として使用。
【Garnacha Blanca ガルナチャ・ブランカ】
白ぶどう品種。ボディのしっかりとした、アルコール度数の高いワインとなる。スペイン各地に広く栽培されており、中でもタラゴナ、サラゴサ、テルエルに多く栽培されている。D.O.アレジャ、D.O.コステルス・デル・セグレ、D.O.タラゴナ、D.O.テラ・アルタの主要品種。
【Garnacha Peluda ガルナチャ・ペルーダ】
黒ぶどう品種。カタルーニャの土着品種で、ガルナチャの中でも色素が少なく、アルコール度数も低め。“ペルーダ”の愛称は、果皮に柔毛がびっしりと生えているためで、D.O.アレジャ、D.O.Ca.プリオラート、D.O.テラ・アルタで栽培されている。色素が濃く、ブレンド種として活躍。
【Garnacha Tinta ガルナチャ・ティンタ】
黒ぶどう品種。多産型の品種で、大変力強いワインとなる。スペインで最も多く栽培されている品種で、特に、ラ・リオハ、マドリード、ナバーラ、タラゴナ、テルエル、トレド、サラゴサで多く栽培されている。D.O.アンプルダン-コスタ・ブラバ、D.O.カラタユ、D.O.カンポ・デ・ボルハ、D.O.カリニェーナ、D.O.コステルス・デル・セグレ、D.O.ラ・マンチャ、D.O.メントリダ、D.O.ペネデス、D.O.ソモンターノ、D.O.テラ・アルタ、D.O.ウティエル-レケーナ、D.O.バルデオラス、D.O.ビノス・デ・マドリードの主要品種。
【Garnacha Tintorera ガルナチャ・ティントレラ】
黒ぶどう品種。別名アリカンテともいう。唯一果肉が赤い品種。アルバセテ、アリカンテ、オレンセ、ポンテべドラに多い。D.O.アルマンサの主要品種。
【Garrido Fino ガリード・フィノ】
白ぶどう品種。糖度、酸度がかなり低く、糖度の高い品種のブレンド品種として使用される。各地では栽培されておらず、その原産地でもあるD.O.コンダード・デ・ウエルバでのみ栽培されている。ガリーオ・フィノ、パロミノ・ガリーオの名でも知られる。
【Gewürztraminer ゲヴェルツトラミネール】
白ぶどう品種。中央ヨーロッパ原産。大変アロマ豊かで、糖度の高い品種。フランスのアルザス地方で使用されている。スペインでは、D.O.ソモンターノなど、より温暖な地域で栽培されている。
【Godello ゴデージョ】
白ぶどう品種。高品質で、アロマティックなワインとなる。ガリシアの土着品種で、ここ最近、特にD.O.バルデオラスで積極的に導入されている。D.O.バルデオラス、D.O.ビエルソの主要品種。
【Graciano グラシアーノ】
黒ぶどう品種。少産型品種だが、大変価値の高いワインとなる。ヤングタイプだと、タンニンが強く、粗野で、荒々しいが、樽熟成、瓶熟成を経ると、素晴らしい成長を遂げる。そのため、リオハやナバーラではグラン・レセルバ用に用いられる。収量が少ないのであまり多くはないが、同じ区画で栽培された他の品種とブレンドされることが多い。
【Gran Negro グラン・ネグロ】
黒ぶどう品種。ガリシア原産。D.O.モンテレイ、D.O.バルデオラスで栽培される、希少品種。フランスでは、グラン・ノワール・ドゥ・ラ・カルメットの名で知られる。
【Gual グアル】
白ぶどう品種。テネリフェでのみ栽培されている品種。
【Hondarrabi オンダラビ】
白ぶどうはZuri スリ、黒ぶどうはBeltza ベルツァ。いずれもバスク地方の伝統的なチャコリのベースとなる品種。スリ(白ぶどう)はD.O.チャコリ・デ・ゲタリア(ギプスコア)に多く、ベルツァ(黒ぶどう)はD.O.チャコリ・デ・ビスカイアに多く栽培される。
【Jaén ハエン】
黒ぶどう品種。多産型で、バダホスのほか、カナリア諸島のいくつかの地域、グラナダ、マドリード、トレドで栽培されている。不思議なことに、ハエンでは栽培されていない。
【Juan García フアン・ガルシア】
黒ぶどう品種。アルコール度数12%程度の興味深いヤングワインができる。サモラ地方のフェルモセリェの土着品種で、ほとんどがこの地域で栽培されている。
【Juan Ibáñez フアン・イバニェス】
黒ぶどう品種。D.O.カリニェーナで栽培されている。あまり多くはないので、他の品種とブレンドされることが多い。
【Lado ラド】
白ぶどう品種。D.O.リベイロで栽培されているが、D.O.リベイロの品種としては認められてはいない。ライトなワインで、酸ははっきりとしているが、力強く、香りの高いワインとなる。
【Lairén ライレン】
白ぶどう品種。D.O.モンティージャ-モリレスの許可品種。アイレンと非常によく似ている。
【Listán リスタン】
白ぶどう品種。パロミノ・フィノの別名で、ヘレスやカナリアではリスタンの名で呼ばれる。
【Listán Negro リスタン・ネグロ】
黒ぶどう品種。テネリフェ北部のほか、カナリア諸島のいくつかの島で栽培されている。魅力的なヤングワインとなる。
【Loureira ロウレイラ】
白ぶどう品種。ガリシア地方の品種で、高品質で、大変アロマティックなワインとなる。D.O.リアス・バイシャス、D.O.リベイロで許可品種。ロウレイラ・ティンタ(黒ぶどう)も存在するが、大変希少。